2010年05月31日

ある雨の日に

ある雨の日に.


誰も気付かない場所に
人知れず置いてきたものがある

大切だったけど
もう傷つかない為に
ある雨の日に

だから君が僕を見て
何かが欠落していると感じたことは
間違いなんかじゃない

ひとつ違うのは
どこかに忘れてきた訳じゃない
置いてきた場所があるんだ

大切だったから
もう傷つかない為に
ある雨の中に

もう誰のものかも分からない
複雑すぎる程にこじれた感情の糸は
遠ければとおいほど光って見えるよ

この手に無ければ
美しいものが多くて

大切だったから
誰も気付かない場所に
人知れず置いてきた

もう誰にも傷つかないよ
こんな僕の為に泣かないで
同じ雨の日に

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2010年05月26日

夏草キャンディー

夏草キャンディー.



またいつか逢えた時
君のポケットに
あの日と同じキャンディーが入っていたら
伝えそびれた言葉を言えると思う

夏草の風の匂いのする
空の下


君が僕を
見つけたらの話だけど


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2010年05月23日

擬態

擬態.


かくれんぼ

「嘘」という名の

隠れ蓑


捜すは鬼か

瞑るが鬼か



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2010年05月14日

骸.

部屋の、窓の外での事。
毎日、見てきた命が
ある日、途絶えていた。
私は瞬時にぐっ泣くのを堪えた。
くーっと力をいれて、仕方ないんだと言い聞かせた。
「自然」とは、こういうものだ。
摂理というものだ。
そう何度も心で思って、部屋に戻った。

けれどやはり、すっきりしない哀しさで
部屋全体が湿気を帯びたように感じてた。
言いようのない重苦しさの中で
ただ、おし黙って
昨日まで無垢に生きていた眩しさを思って
目に映るものが霞んで見えた。

少し経ってから、窓の外で声がした。
「ねぇ、動かないよ?」
まだ幼い子供の声だ。
続けて、おそらく父親の声が答えた。
「死んじゃったんだね」
「えっ!?」
恐らくは、私がさっき見たものと、同じものを見ているのだろう。
少し間をおいて、
「うわーんっ」っと、叫ぶように泣く、声が響いた。
「しょーがないだろ」
父親がなだめたところで、収まる気配がなかった。
「うわーっうわーっうわーーん」
何度も声が聞える。
身体全体で、きっと泣いているのだろう。
息継ぎもまま成らない様子。

誰かに飼われていた訳でもない
けれど、いつもここを通れば触合えた命との
唐突の別れに、これほど悲しむ人が居た。
その気持ちを
あんなにストレートに出してまで。

窓の外の、終わらない子供の泣き声。
父親は、困ってしまっただろうけど
いつまでも響くその泣き声に
私は救われた。

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2010年05月05日

来世

来世


また次に生まれて来たら




あなたの何になれるだろう?




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